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コーポレートサイト制作は何から決める?費用と準備の考え方

まず押さえたいこと

コーポレートサイトの制作は、優先する読者と、その人が知りたいことを決めるところから始めます。ページ数だけでなく原稿・移行・確認・更新の仕事を整理すると、予算と制作会社の提案を比較しやすくなります。

  • 営業で繰り返し説明することを、サイトに載せる材料にする。
  • 原稿と素材の準備・承認も、制作日程に含める。
  • 制作費はページ数に加え、編集・移行・更新の範囲で比べる。
発注前のチェックリストを見る
このガイドの背景

「古くなった会社のサイトを直してほしい」と言われたものの、デザインの好み以外に何を伝えればよいのか。制作会社への相談で迷う担当者は、この問いから始められます。

新しいサイトを見た人に、何を分かってほしいのか。営業で聞かれる質問を手がかりにすると、必要な原稿と依頼する仕事が具体的になります。

デザインを探す前に、営業へ聞きたいこと

説明用の例として、三つの事業がある会社のサイトを作り直す場面を考えます。見た目は古くても、もっと大きな問題は「どの事業へ相談すればよいか分からない」ことかもしれません。営業担当が毎回、対象となる仕事や依頼の流れを説明しているなら、その話が新しい原稿の材料になります。

「自社は何が得意か」だけでなく、「初めての相手は何を不安に思うか」を集めます。対応範囲、費用の考え方、担当する人、相談時に必要な情報などです。参考デザインも役立ちますが、まず読み手に答えたい疑問を決めると、見た目の好みだけで案を選ばずに済みます。

質問を集めるときは、よくあるものだけでなく、説明が伝わらずに依頼対象がずれた場面も聞きます。たとえば一部の工程だけを受ける事業なのに、全部任せられると読まれていないかを見ます。営業の言い方をそのまま見出しにする必要はありませんが、相手がどこで誤解したかは構成の手がかりです。社内では当たり前の前提も、初めて読む人へ一文添えることで、サービスを比べるための情報になります。

営業・採用・会社案内を、同じ入口に詰め込まない

商談前の担当者と採用候補者では、先に知りたいことが違います。今回の制作で最優先する読者を決め、他の人にも必要な場所へ進める入口を用意します。「すべてをトップに載せる」と決めるより、最初に何を理解し、次に何を読むかを考えたほうが、情報の多さを整理できます。

GoogleのSEOガイドは、内容を伝えるタイトルやリンク文言などの基本を説明しています。ここから制作へ落とし込むなら、サービスごとの疑問に答えるページを作り、関連する事例や相談先へつなぐ方法になります。検索語を増やすためだけの似たページを量産すると、読者が違いをつかみにくく、更新の負担も増えます。

検討の流れ相談を検討する人が知りたい順序
  1. 自社に合うか

    対象となる課題と、依頼できる範囲を読む

  2. 任せられるか

    事例、進め方、会社と担当者を確かめる

  3. どう相談するか

    必要な準備と、問い合わせ方法を確認する

読者が必ずこの順に移動するという意味ではなく、用意する判断材料の整理です。

参考:Google Search Central:Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide

原稿がないときは、空欄ごと制作会社へ相談する

制作を頼む前に、完璧な文章を書く必要はありません。会社案内、営業資料、よくある質問、既存サイトを集め、使える情報と不足している情報を示します。支給原稿を整える仕事と、取材して内容を作る仕事では費用が変わるため、「原稿作成込み」の具体的な範囲を聞いてください。

会社情報は誰が確認するか、事例は顧客名や画面の掲載許可があるかも大事です。原稿が足りない部分を、もっともらしい実績や数字で補うことはできません。許可を待つ事例は後で追加するなど、公開する順番を調整します。デザインの確認が終わっても文章の承認が終わらない、という待ち時間を減らせます。

写真や図も、使える枚数より、伝えたい内容に足りているかを見ます。現場の雰囲気を伝える写真はあっても、提供するサービスの違いを説明する図がないかもしれません。既存資料をWebへ載せるなら、印刷用の小さな文字がスマートフォンでも読めるかを確かめます。素材の不足が分かった時点で、撮影する、図を作る、本文で説明するといった選択肢を相談すると、公開直前の追加作業を減らせます。

同じページ数でも、費用が変わるのはなぜか

文章と写真を支給し、既存の構成を整える制作と、内容の整理から旧サイトの移行まで頼む制作では、同じページ数でも仕事量が違います。個別のデザイン、CMS、フォーム、古いURLの転送、公開後の更新なども金額に関わります。安い提案が自社に合う場合もありますが、自社の作業が増えているだけかどうかは見ておきましょう。

ダンドリでは、小規模なWebサイト・ランディングページを含む開発が40万円〜、複数サービスを紹介するサイトの制作・移行を含む開発が80万円〜です。いずれも条件を確認する開始価格で、ページ数別の定額ではありません。ドメイン、外部サービス、有償素材、撮影・取材、広告費・広告運用は設計・開発の料金基準に含まれません。予算の相談では、準備できる素材も伝えると範囲を検討しやすくなります。

初回に作る範囲を絞る場合は、ページの役割がつながるかを確認します。サービス説明を短くして、詳細は問い合わせだけにすると、依頼を判断する情報が足りなくなることがあります。反対に、実際の更新体制がない段階で多数の特集ページを作ると、後から内容が古くなります。公開に必要な説明をそろえ、事例や記事を追加する場所を用意する方法なら、初回予算と継続する仕事を合わせて考えられます。

表が収まらない場合は横にスクロールできます。

制作会社の見積もりを比べる観点
仕事自社で担う案制作側へ頼む案
原稿社内で確定し支給する構成整理や編集から依頼する
素材許可済み写真・図を用意する選定や制作、必要な撮影を相談する
旧サイト対象URLと残す情報を整理する調査から転送の確認まで頼む
更新担当者が定型情報を直す変更を都度依頼する
公開確認社内の事実確認を行う表示・操作・設定の検証を頼む

提案で見たいのは、見た目の先まで考えているか

候補会社へは、代表的なサービス一つの説明を見てもらうと話しやすくなります。どの質問に答えが足りないか、何を先に載せるか、その理由を聞きます。実績のデザインが好みに合うかに加え、原稿不足や移行の条件をどう扱うかを見ると、今回必要な仕事を任せられるか判断できます。

使いやすさも制作中から考えたい条件です。W3C WAIは、アクセシビリティを継続して進めるための計画や役割を案内しています。小さい画面、キーボード、文字拡大、フォームの失敗時まで、いつ誰が確かめるかを聞きましょう。完成直前にまとめて直すより、構成・デザイン・実装の段階で確認するほうが話を進めやすくなります。

参考:W3C Web Accessibility Initiative:Planning and Policies Overview

公開日の前に、社内で決めておきたいこと

公開希望日には、展示会や採用開始など理由があるはずです。その日に必須の情報と、後日追加できる情報を分けます。担当者が原稿を確認する日、ドメインの管理者へ依頼する日、フォームの通知先を試す日も工程へ入れます。制作期間だけを見ていると、社内の準備に必要な時間を見落とします。

引き渡しでは、管理アカウント、更新方法、解析の閲覧権限を受け取り、担当者が一度更新してみると安心です。自社で直すのはお知らせだけか、サービスページも含むかを決め、難しい変更の依頼先も残します。最初の相談には、今のURL、受けたい相談、使える資料、公開期限の理由があれば、必要な制作範囲を話し始められます。

公開の確認は、担当者が自社の説明を読むだけでは終わりません。初めて見る人に、どのサービスへ相談すべきか、依頼に何を用意するかを探してもらうと、説明不足が見つかります。フォームでは正しい入力に加え、空欄や送信失敗からやり直せるかも確認します。好みの修正と、事実の誤りや操作できない問題を分けて記録し、公開を判断する人へまとめると、締切前の指摘も優先順位を付けて扱えます。

検討・発注前のチェックリスト

担当者と確認状況を添えて、社内の検討メモや打ち合わせの議題にご活用ください。

チェックリストをテキストで保存

確認日:________________ / 担当者:________________

  • 優先する読者と、サイトで答えたい質問を決めた。確認状況・メモ:
  • 営業資料・既存原稿・写真の準備状況を整理した。確認状況・メモ:
  • 会社情報と事例の確認者、掲載許可が分かる。確認状況・メモ:
  • 原稿編集・移行・フォームまで見積範囲を比べた。確認状況・メモ:
  • 公開日に必要なページと、後で足せるものを分けた。確認状況・メモ:
  • 社内の確認日と、公開後の更新担当を決めた。確認状況・メモ:
  • ドメイン・公開環境・解析の管理者を把握した。確認状況・メモ:

よくある質問

仕様書がなくても制作会社へ相談できますか?

相談できます。現在のサイト、困っていること、見てほしい相手、公開期限の理由を伝えてください。要件を整理する工程をどこまで頼むかも、一緒に検討できます。

デザインは社長の好みで決めてよいのでしょうか?

ブランドの意向は大切ですが、主な読者が必要な情報を見つけられるかも判断材料です。同じ原稿を使い、読みやすさや相談までの流れを比較すると、好み以外の共通基準を作れます。

予算が足りないとき、ページを減らせばよいですか?

優先する事業や公開時期を絞る案があります。ただし必要な説明を削ると相談の判断が難しくなるため、原稿の目的を保ち、未承認の事例など後から足せる内容から検討します。

参考資料

製品の仕様・提供条件は変更されることがあります。採用時には公式資料と契約内容をご確認ください。

記事の内容を、自社の検討へ

今のサイトの困りごとから、制作を相談する

原稿がそろっていなくても、会社案内や営業で聞かれる質問をもとに始められます。必要なページと準備、予算に合う制作範囲を整理します。

相談で整理すること

対象業務・開発する範囲・運用の分担。まだ決まっていないことも含めて、一緒に整理します。

Webサイトの制作・改善を相談する

この記事について

編集・発行:株式会社ダンドリ

AI・業務システム・Webサービスの設計、開発、運用を支援する会社です。開発を検討する方が判断に使えるよう、公式資料と公開情報をもとに解説しています。

説明用の例と公開事例を区別し、参照した資料は本文と記事末尾に掲載しています。

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